介護職員として働くには?
介護は常に求められる仕事
2021年の平均寿命は、男性81.47歳・女性87.53歳です。世界的に見ると、日本は長寿大国です。しかし健康に過ごせる「健康寿命」となると、70代前半になります。長生きとされる女性であっても、75歳を下回っているほど。平均寿命と健康寿命の差は10年ほどの開きがあり、縮む様子はありません。
平均寿命と健康寿命の開きの差は、不健康時期の長さを意味しています。介護費や医療費の増大は、社会問題になるほど。そんな中で人々を支えるのが、介護職員です。景気に左右されることもないので、安定した職業と言えるでしょう。
介護職員になるには?
介護職員になるのに手っ取り早いのは、求人の応募でしょう。江南には有料職業紹介でケアワーカーのマッチングサービスを行っている事業所もあります。実際の求人を覗いてみると、未経験者からでも正社員として働くことができるそうです。
また福祉関係の学校で勉強した後に、事業所で就職するかたもいらっしゃいます。学校で勉強してきた人の多くは、資格を持っています。もちろん、介護とは別の業種から転職される方もいます。
無資格でも働ける?
介護職員になるには、資格がなくても問題ありません。ただ資格を持っていた方が、給与面や待遇面が有利に進むのは確か。実際に未経験から介護職員になった方の多くは、資格を取得している方が多いです。
またいわゆる「ホワイト企業」と呼ばれる事業所の場合は、資格取得が条件になっています。もし転職を考えているのなら、せめて「初任者研修」だけは取って起きたいものです。初任者研修は、介護の仕事で必要な基本知識と技術が勉強できるもの。難易度はそこまで高くはありません。
職業案内を活用する
職業紹介を利用するのも手です。介護職員希望者と介護者を繋げるのが、職業紹介。介護士側と利用者側の話を聞いた上で、相性バッチリの人を紹介するというものです。未経験となると些か厳しいのは否めませんが、精神的な負担は軽くなります。
精神的な負担が軽くなると、介護の仕事はもっと楽しくなるでしょう。両者が苦しむのは、介護ではありません。両者が気持ちよく利用できて初めて、介護となるのです。