ITコンサルの仕事・必要資格や東京の大手コンサル会社について
在宅ワークが一般社会に広まって以降、ITコンサルという職業を耳にする機会も増加したのではないでしょうか。コロナ禍による『巣ごもり需要』が高まったことにより、近年はインターネットビジネスの勢いが強まっています。ブルーオーシャン戦略のためにコンサルタントを募集する企業が急増してますます注目が集まるIT業界。競争が激化している東京のITコンサルについて解説します。
ITコンサルの役割
通常、コンサルとは依頼先の企業がおこなっている業務の改善や戦略立案を担当するアドバイザーとして幅広く活躍する仕事を指します。いわゆる経営コンサルですね。それはITコンサルも同様です。基本的にはITを活用したシステム開発の提案・最適化や企業戦略の策定など、業務内容の芯は変わりありません。企業の業績悪化を防ぎ、利益の拡大を狙うのがコンサルの役割です。情報システムに携わる点はシステムエンジニアと類似していますが、ITコンサルはエンジニアの上位職にあります。ITコンサルがクライアントにシステム開発を提案、内容が承認されればシステムエンジニアに話が届く、といったように、両者には明確な差異があるのです。
東京の大手ITコンサル会社について
東京都に本拠地を置くITコンサル大手としては『日本電気株式会社(NEC)』や『アクセンチュア株式会社』が有名です。いずれも従業員数は10000人を超える大企業で、今後の業績にも期待が持てます。とはいえ、コンサルティングの方針は大きく異なります。NECが日本政府や官房庁のネットワーク技術提供やシステム開発に携わっているのに対し、アクセンチュアは海外ビジネスコンサルに力を入れています。同じ「コンサル」でも事業内容には相違点があるため、就職・転職する際は事業内容の確認を怠らないように注意が必要です。
ITコンサル希望者が取得するべき資格
株式会社マイナビの調査によれば、ITコンサルタントの平均年収は512万円です。また、東京の大企業で働くITコンサルは512万を遥かに上回る年収を持つとも考えられており、収入面に関しては非常に充実した職種でしょう。この魅力的な仕事に就くには資格が必要です。未経験者歓迎を謳うコンサル企業へ応募する場合は必須でないものの、スキルアップには資格の存在が欠かせません。ITコンサルに求められる資格としては「公認会計士」「IT企業認定資格」「ITコーディネータ」「ITストラテジスト」「中小企業診断士」など複数挙げられますが、まずは「基本情報技術者」と「応用情報技術者」の国家資格取得を目指しましょう。ITに関する基礎・応用知識を求められる資格のため、持っていて損はありません。少しずつITコンサルとしての実力を身につけましょう。