育児に疲れてしまったときに読んでほしい本
突然ですが、あなたには小さい子供がいますか?
子供がいる生活は幸せですが、大変で1人になりたいと思ってしま運転人もいるかと思います。
本当はそんなこと思いたくないのに、日々の育児の疲れで心が荒んでしまうんですよね。
そんなときにオススメなのが「ママにしてくれてありがとう」という本です。
読めば荒んだ心が浄化され、子供との時間を大切に思えるキッカケになります。
いったいどんな本なのか、これから紹介していきます。
本の特徴
この本は作者自身の妊娠、出産、育児の体験をつづったエッセイになっています。
エッセイというジャンルは、一つ一つの章が短くて読みやすいですが、この本は加えて漫画になっています。
温かみのある優しい絵柄は、ふだん漫画を読まない人にも安心感を与えてスラスラ読めてしまいます。
この本のおもな登場人物は以下の3人です。
- ともこ(ママ)
- けいちゃん(パパ)
- ハナちゃん(娘)
基本的には、ハナちゃんとの初めての育児に両親が四苦八苦する内容ですが、時折ハッと気付かされる場面もあり勉強になります。
子供の成長は嬉しくも寂しい
娘であるハナちゃんは、最初は自分で身動きもできない赤ちゃんでした。
そんなハナちゃんが月日が経つにつれ、できることが増えていきます。
そんなハナちゃんを見て、「すごいな!」「今度はハイハイかな?」と喜ぶママでしたが、同時に寂しい気持ちも持ちます。
それは、もう身動きができなかった頃のハナちゃんには会えないということです。
いくら写真や動画におさめても、現実ではその瞬間の子供に会うことはできないんです。
これって、全ての育児経験者が通る道ですよね?
たとえば日々の育児疲れで、「抱っこ」をせがまれるのがイヤでも、10年後には抱っこすることすらできなくなっています。
あんなに「抱っこ!抱っこ!」と言っていた子供も、10年もすれば「うるせえ!」、「ウザい」と言うようになるかもしれません。
大事なのは「今」なんです。
この本は、今という瞬間を目に焼き付けておこうと思わせてくれます。
子供にイライラしてしまったら
仕事は休日がありますが、育児には休日がありません。
この本のママも、育児、家事の両立の難しさに悩んでいました。
家事を積極的にやってくれない旦那さんや、全く片付かないリビングなど問題が山積みで、子供にまで優しくなれずにいました。
ですが、あるとき気づきます。
それは「育児も家事も完璧を目指さない」ということです。
思えば旦那さんに面と向かってSOSを求めたことはなかったので、いざ頼んでみるとすんなり家事をしてくれるようになりました。
リビングの掃除だって、最低限の範囲しかしなくていいと決めたら、心が軽くなりました。
心と身体に余裕が出ると、ハナチャンにも優しくなれたそうです。
いま育児と家事に疲れている人は、もっともっと自分を甘やかしてあげましょう。
まとめ
幸せなはずの育児が辛く感じることは、誰にだって経験があります。
命懸けで産んだ我が子を、可愛くないと思ってしまうこともあるでしょう。
でもそんなとき、子供が元気に成長してくれることが当たり前じゃないことに気づけたなら、きっとこう思うはずです。
「ママにしてくれてありがとう。」
今ある幸せに感謝しながら、未来を楽しむことの大切さをこの本から学べます。
もし本屋で見かけたときは、一度手に取って読んでみてくださいね。
この記事が参考になれば幸いです。