舗装工事のプロセスと課題について
日本の舗装工事レベルはかなり高い
本庄でも舗装工事が行われています。道路のメンテナンスは往来しやすくなるだけでなく、交通事故そのものを防ぐ効果もあります。
舗装工事は単にアスファルトを敷いているだけではと思われるでしょうが、全く違います。アスファルトを敷くだけで済むのならば、誰も苦労はありません。アスファルトを敷く前に、路盤をしっかり固めて対応。日本の舗装工事は世界トップレベルで、世界中から「ぜひうちで工事してほしい」とラブコールが寄せられているほどです。
施工計画書の作成
ではどういうプロセスで、舗装工事が進められるのでしょうか。まずは施工計画です。どういう契約で工事をすすめるのか、どういう順番で工事をすすめてどんな機械を使うかなどが事細かく記されているのです。
他にも測量計画・工程日程。工事に使う資材や関わる人の配置など。安全面や品質管理、さらには交通規制や騒音粉塵の環境対策まで欠かれているのです。ものすごく細かく記されている理由は、働き方や安全面の規制が厳しくなったからです。厳しい中で工事をするのだから、どうしても事細かい決まり事が必要になります。
工事の開始!
施工計画が完成したら、ようやく工事の開始です。まずは路床工事です。舗装工事の場所は何も平らな場所だとは限りません。場所によっては、凸凹が激しい場所になることもあるのです。スムーズに安全に走行できる舗装をこしらえるには、地盤を固めなければならないのです。
そして路盤工事へ。路盤材料を敷いて、確実に固めていきます。路盤工事・基層工事を経て、表層工事へとはいります。表層工事でようやく登場するのが、アスファルトです。
舗装工事の課題
舗装は単純に道を整えてきれいにするだけではありません。舗装工事が誕生した当初は、きれいに整えるのが最大の目標であったのは事実です。
しかし今はきれいにするだけではなく、いろんな面が求められています。特に求められているのは、環境に配慮した舗装工事でしょう。自然との共生は、大きな課題と言えそうです。