広島市で放課後等デイサービスを利用するには?相談先や申請方法について解説
広島市は、広島県の西部に位置する県庁所在地です。合計特殊出生率は1.39(2022年)と全国平均は上回るものの、その背景で少子高齢化は進んでいます。
「放課後等デイサービス」とは、2012年に児童福祉法で位置づけられた比較的新しい支援の一つです。障害のある子どもは市内でも増加傾向にあり、広島市でも放課後等デイサービスを活用した子ども支援が進められています。
放課後等デイサービスはどんなもの?
放課後等デイサービスとは、主に放課後や長期休暇期間に療育などの発達支援を提供することで、子どもの成長や自立を支援する通所型施設のことです。そのため、障害のある就学児(6〜18歳)が対象となります。学童保育は保護者の就労が前提ですが、放課後等デイサービスは就労の有無は問わず利用が認められれば通うことができます。利用中の保護者の精神的ゆとりを作ったり、継続的なサポート窓口としての機能も担っています。
放課後等デイサービスを利用したい場合、広島市の窓口や申請方法は?
広島市にお住まいで、放課後等デイサービスを利用したいと考えている方もいるでしょう。
利用にあたっての相談は、それぞれの区福祉課や指定障害児相談支援事業所が窓口ですが、利用申請は区福祉課で行う必要があります。
申請に必要なのは、子どもの受給証(身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、自立支援医療受給者証書等)、障害児利用計画案またはセルフプラン、所得税の確認できる資料、子どもや保護者のマイナンバー確認書類です。受給証がない場合は主治医からの書類が必要など条件があるので、事前に相談すると安心です。
申請後に担当者が子どもや保護者と面接し、聞き取った生活環境や心身状況などからサービス量が決められます。そのあと「障害児通所支援受給者証」が発行され、通所先との契約を交わして利用を始める流れです。サービス利用の負担額は、世帯所得に応じて決定されます。
日常的な支援が受けられ、新たな居場所ができる放課後等デイサービスの需要は大きい
通所する施設については、通いやすさはもちろんですが、子どもや保護者との相性、全体の雰囲気、障害に応じた十分なサービスが受けられるかなどを総合的にみて、利用者自身で決めることができます。放課後等デイサービスは子どもにとって大切な第三の居場所でもあるので、ニーズに合った施設を見つけられると良いですね。