茨城の段ボール製造の求人事情とは?
段ボールとは
私たちの日常では、さまざまな商品の梱包に段ボールが多く使われています。その段ボールの国内生産量は、一年間で約141憶m2。これは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の合計面積とほぼ同じ大きさで、また、その半数近くが関東で製造されています。
もっとも多く使われているのは、加工食品や飲料業界、次いで青果物、電気製品や機械、薬品や化粧品などとなっています。
軽くて丈夫で扱いやすい段ボールですが、ゴミにならないということも大きな特徴の一つです。
段ボールはほぼ全量がリサイクルできるので、95%以上の段ボールが回収されています。さらに90%以上が、段ボールの元となる「段ボール原紙」として、再び生まれ変わっています。私たちの手元に届く段ボールも、段ボールを再利用して作られたものなのです。
段ボールの丈夫さの秘密は、その基本構造にあります。
中しんとして、綺麗なウェーブになった波型の原紙をサンドイッチし、三枚の紙を張り合わせることで、とても頑丈な段ボールになります。
段ボール製造の流れは、まず、製紙工場で段ボールの原材料になる「段ボール原紙」をつくります。その後、段ボール工場に運ばれ、3枚の段ボール原紙を張り合わせる貼合工程で、波型の中しんをサンドイッチした丈夫な段ボールシートをつくります。さらに、段ボールシートに印刷や切れ目を入れる製箱工程を経て、段ボール箱が完成します。こうした段ボールは、梱包する商品の種類や大きさなどにより、それぞれオーダーメイドでつくられています